2016年10月18日
電動ガンのホップパッキンについての考察3

さて、三度妄想の続きを。
前回はホップパッキンの内側にある凸部、つまりBB弾にホップ回転をかける出っ張りについて書いてみた。
今回もその続きである。
最近の主流である「長かけホップ」だが、この効果はいったいどのようなものがあるのか考えてみた。
結論からいうと、BB弾を保持する力が通常のホップパッキンよりも強くなることで、シリンダー内部の圧力が上がりやすくなる=スプリングを少し強めた場合に"近い"状況ではないかと考える。
しかし、上から押さえつける力は通常のホップよりも弱いと考える。なぜなら長い距離でホップ回転をかけるためである。
そうなると、図に示しているような、バレル内部でのバウンドの回数が減るのではないか?と考えた。
しかし、一概に言えないのは、何らかの理由があるためで、その原因が前回示した「リリースポイントの形状と剛性」であると考えている。
BB弾の重量ごとにアームからのトルクは変わるため、簡単に設定できるものではないと思うが、私が「リリースポイント」にこだわる理由は、ここにある。
バウンドを減らせばグルーピングは上がる。
この方向性で、少しばかりこれまでの実験データを以後公開できれば、と考えている。
Posted by エジ at 12:23│Comments(2)
│カスタムに関する考察(独り言)
この記事へのコメント
とても面白い研究ですね。
なるほど。バレルの中で弾がバウンドしている。そんな考えには至ったことがないのですが何やらありそうな気がします。バレルのボアサイズだけを変えて上下ぶれに影響が出たら黒かもしれませんね。
余談ですが図のStock、引っかかる等として意味したいのであればstuckスタックかと思われます。
なるほど。バレルの中で弾がバウンドしている。そんな考えには至ったことがないのですが何やらありそうな気がします。バレルのボアサイズだけを変えて上下ぶれに影響が出たら黒かもしれませんね。
余談ですが図のStock、引っかかる等として意味したいのであればstuckスタックかと思われます。
Posted by 41xfAx at 2016年10月18日 12:41
コメントありがとうございます。
バレルの中で弾がバウンドことについては、いくつかの実験で明らかになっています。
バレルのボアサイズを6.03 6.05 6.08 6.23と変えてグルーピングと内部の接触痕をチェックしたところ、やはり"ある程度"ラージボアの方がよい結果となりました。
面白いのはラージボアの方が接触痕が予想通り小さかったということです。
真鍮バレルの6.08 6.23の2種比較と、クロムメッキバレルの6.05との比較結果が意外なものとなり、非常に興味深かったです。(これについてはいずれ記事にしたいと思います。)
図の”Stock”は「標準」つまりノーマルの形状を意味しています。
確かに”stuck”と似ていますね…。
バレルの中で弾がバウンドことについては、いくつかの実験で明らかになっています。
バレルのボアサイズを6.03 6.05 6.08 6.23と変えてグルーピングと内部の接触痕をチェックしたところ、やはり"ある程度"ラージボアの方がよい結果となりました。
面白いのはラージボアの方が接触痕が予想通り小さかったということです。
真鍮バレルの6.08 6.23の2種比較と、クロムメッキバレルの6.05との比較結果が意外なものとなり、非常に興味深かったです。(これについてはいずれ記事にしたいと思います。)
図の”Stock”は「標準」つまりノーマルの形状を意味しています。
確かに”stuck”と似ていますね…。
Posted by 法春(ほうしゅん)
at 2016年10月18日 13:38

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