2017年08月06日
コヨーテ クリスベクター KRISS VECTOR (ARES) chapter12 分解方法
台風5号が九州に接近しております。
今日は山水グリーンフィールドにてゲームをしたのですが、時折の強風+ちょっぴりの雨という天気でした。
風でBB弾がサイコガン並に曲がるのを久しぶりに見ました。
ええっと、コヨーテのクリスベクター、分解編でしたね。
ボチボチやっております。
私の個体と寸法というか、各部の様子が若干違うところがありました。
(記憶違いの可能性もありますので、ご了承ください。)
メカボックスです。
この基盤、やっぱりARESですよね。
どう見ても。
さて、アウターバレルはネジロックで留めてありますが、そこまで硬いものではありません。
ネジって外します。
直角ゲージを当てるとわずかに断面が…。
しかし、それ以上にモナカ式のメカボ側のネジや、アウターの端が接触する箇所の不具合で、完全にねじ込むとアウターバレルが曲がる状態です。
今回は、まずアウターの断面を慎重にわずかに逆方向に斜めに削り、装着した際に真っ直ぐになるように加工しました。
アウターバレルにサプレッサーなどの重量物を装着した際にも、できるだけ不具合がでないようにするための処理です。
すべてのメカボックスの調整等が終わった後で、ボーリング→タップ切ってネジを入れ、回転止めを施します。
基盤です。
セレクターギアに2カ所、磁石が埋め込まれています。
ギアの下にある3つ足の素子が磁力を感知します。
ネジを外して、このギアを外します。(間違って基盤のネジを先にはずしてしまっています。)
組み立てる際には、このギアに「- -」というマークがあるのですが、これを基盤に対して平行にして組み込みます。
画像が縦で見にくくなっています。ごめんなさい。
基盤のネジを外します。
基盤の真ん中のネジには、赤い絶縁体が付いています。
組み立てるときに忘れないようにしてください。
つかんでいるコードが非常に脆いです。
取り扱いに注意してください。
ピンセットでつかんでいるのが、磁力感知素子です。
(本当はピンセットでつかむのは良くないので、先端に小さな紙テープ貼ってつかんでいます。)
フルオートがならない個体の場合、画像↑のように、この素子を少しだけ左に平行移動させるとよいですよ。
やり過ぎには注意してください。
セミオートが2バーストになります。
メカボックスのおしりにあるネジを外します。
そして、六角レンチを少し押し込みながら90度回転させ、スプリングガイドを外します。
このように外れます。
飛び出さないように注意してください。
割と短くて太いバネです。
かなり強いバネです。
自由長150mmちょいというところです。
モーターマウントのネジ2カ所を外します。
お気づきの方もおられると思いますが、今回、間違ってスプリングを装着したまま外してしまいました。
本当は、紹介している手順どおり、スプリング外したあとでモーターを外すほうがよいと思います。
ピニオンギアはD型です。
イモネジで固定されています。
真上のレールを外します。
Ver3メカボと同じ要領です。
さて、メカボのネジを外していきます。
外しました(笑)
ここで注意点があります。
このホップ部分にあるクリック保持(?)用のスプリングです。
下手にメカボックスを開けると、どこかに飛んでいってしまう可能性があります。
要注意です。
スプリングとピン合わせて12mmです。
スプリングが収まる箇所の長さは9mm。
メカボックスを頻繁に開ける方は、このスプリングを飛ばさないようにカットすることをオススメします。
スプリング1巻き切って、11mmにします。
これで、随分違うはずです。
さて、ギア周りをみていきましょう。
ノーマルのシムの寸法です。
コヨーテのクリスベクターは、ギアのクリアランスが狭く、調整幅が大きくありません。
ギアノイズ対策が難しいです。
とくにべベル周りが…。
軸受の改修を含めて、トータルで調整する必要があります。
シリンダー ノズル チャンバーまわりです。
シリンダーヘッドとチャンバーの間にある、細いスプリングをなくさないように注意しましよう。
この機体のオーナーさん曰く、給弾不良があるとのことでした。
チャンバー入口の成型が、あまりよろしくありません。
ここが原因である可能性があります。
テーパーを切って、少し口径を広げました。
ここを改修しても給弾不良が発生する個体は…
マガジンキャッチもしくは、このマガジン
アウターとインナーでいうと、インナーの切り欠きの不具合が考えられます。
インナーの切り欠きを上下拡大してみてください。
さて、チャンバーです。
このホップチャンバー、成型がダメダメです。
さっさとマルイのチャンバーゴムに交換します。
インナーバレルです。
135mmの長さで、あれだけの初速をたたき出すのですから、どれだけスプリングが強いかということが分かると思います。
ホップの切り欠きです。
さて、分解編はとりあえず、ここまで。
次回はファインチューニング編です。
(オーナーさんの希望で、耐久性重視ということですので、極端なチューニングはしません。)
まずはインナーバレルからかな。
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