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Posted by ミリタリーブログ at

2017年08月21日

コヨーテ クリスベクター KRISS VECTOR (ARES) chapter19



メカボックスの仕上げ完了。
スプリングはPDI150%かさ上げなし。
ギア周りのノイズも減った感じ。



トリガーユニットの調整を残して、とりあえず初速測定



0.2g使用時に83.5mps±0.5m
気密上げたことで随分とお利口さんになりました。


メカボックスの全体像はこんな感じです。



特にシリンダーヘッド周りはこんな感じ。
シリンダーヘッドはノイズ対策で再調整します。


明日、最終調整と試射を行ってダメ出しします。
念には念を入れて調整。
  

2017年08月19日

コヨーテ クリスベクター KRISS VECTOR (ARES) chapter18



朝夕は少し涼しくなって過ごしやすいですが、日中は残暑厳しいお盆明け、皆様いかがお過ごしですか?

夏休みも後半ともなると恒例イベント「子どもの夏休み宿題追い込み」が行われます。

我が子もしっかり私に似てギリギリまで粘って取りかかりません!今日明日が山場となりそうです。

決して手伝いはしませんが終わらせるまでは修羅場になりそうな予感(T_T)


さて、依頼品のコヨーテ クリスベクターですが一気に作業を進めました。進めすぎて写真撮っていないOrz m(._.)m ゴメンナサイ




モーターですがノーマルのARESノーマルモーター使ってもよかったのですが余っていたG&Gイフリート25Kモーターを導入することにしました。

というのも、自分のクリスベクターを使っている時にバッテリーとモーターがとても高温になったことから、熱による磁力低下が発生しにくいネオジム磁石が環境的に適していると考えたからです。
このモーターはG&Gプレデターに付属していたモーターです。LONEX A2を使い出したので余っていました。

ロングシャフトですので、シャフトをカットします。


まず、ノーマルのモーターの全長を測定します。


そしてシャフトカット。
ピニオンはプロメテウスのO型を使います。



私がピニオンギアでもやる加工がコレ。

簡単に言えば角を落として軽くオニギリ形にします。こうすることによってピニオンギアとベベルギアが擦れる際に発生するノイズが少し軽減されます。(たぶん きっと おそらく)


モーターにピニオンギアを装着。
これでモーターの準備は整いました。
サクサク次に行きます!




ピストンの調整をします。
AOEの調整を兼ねてピストンとピストンヘッドを外します。このネジ、私のクリスベクターの場合、ベッタリとネジ止め剤が塗ってあったのでネジの頭をねじ切ってしまいました。

この個体は無事に分解できました。
余っていたスラストベアリングをセット。
3mmワッシャーをヘッドとピストンの間に挟んで固定します。




さて、メカボックス内部のパーツの準備は終わりました。
これから組み上げるわけですが、シリンダーヘッドとノズルを連結するパーツのテンションについてはエボログのやり方を真似しOリングでテンションかけました。

まずは手持ちのOリングセットの中からちょうどよいサイズを探します。



コヨーテ クリスベクターにはこのサイズが適合しました。


そして一気にパーツを組み上げました。
(画像なくてゴメンナサイ)



アウターバレルの固定に取りかかります。
画像は作業後です。
120度に近い間隔で3カ所穴開け→タップ→ネジ止めしています。



モーターを取り付けました。
クリアランスがガバガバですので、アルミテープを巻いています。
熱を持つ箇所ですので、できるだけ蓄熱しないようにアルミテープにしました。

さて、残るはトリガーユニットのカスタマイズと微調整です。
今夜できるかな。

オーナーさんお待たせしてスミマセン<(_ _)>
じっくり確実に組み上げていますので時間かかっています。ゴメンナサイ





  

2017年08月16日

コヨーテ クリスベクター KRISS VECTOR (ARES) chapter17



コヨーテ クリスベクター ファンの皆様、こんにちは(^_^)ノ
お盆休みも終わりつつあります。
エジはお盆休みほとんどありませんでした。
昨日1日だけ休日いただきましたが、カレンダー通りの仕事です(T_T)
ゆっくり朝寝がしたい。

さてさて依頼品であるコヨーテクリスベクター。

今回はギア周りです。

オーナーさんのご注文は①グルーピングの向上、②できるだけ静かな銃、③ショートストロークトリガー、という3つのオーダーです。

「できるだけ静かな銃」を目指すには、基本的にはギア周りのシム調整をキッチリやることですがコヨーテクリスベクターのメカボ、案外シム調整というかギア周りが難しいです。構造的な問題なのかな?
私個人のクリスベクターはこの辺りは割り切って、ウルサい仕様です(^_^)ノ
(今度、ちゃんとセッティングだそうっと)

コヨーテ クリスベクターはARESっぽい(?というかそのものですが)セクターギア磁力検知システムです。
当然、カットオフレバーはありません。
ということは通常の電動ガンのシム調整と異なり、かなり大胆なシム配置が可能です。

作業内容としては、軸受けの再接着から行います。上側のメカボのスパーギア軸受け穴がほんの少しバレル側に偏っていましたので修正して再接着しています。

次にシム調整です。
セクターギアの下側にカットオフレバーがないため、3つのギア全体を少し浮かせ気味にレイアウトしました。

今回は3つのギア下を0.2mmから0.1mmずつ増やしていき、それを基本としてズラしてみたり、戻してみたりしました。

それから根気強~くシムを入れてはクリアランスみたり、ある程度決まったらモーター組んでノイズやサイクルの様子見したり。

何通り試したかは途中から数えていません。(苦笑)

《最終セッティング》
セクター上 0.2
セクター下 0.5

スパー上0.3大きめのシム
スパー下0.5

ベベル上0.13
ベベル下0.5

ベベルギアはマルイ純正 次世代ギアへ交換
3つのギアの下は全て0.5mmシム
という結果になりました。

もし万が一、ギアトラブルでオーナーさんが交換を要することになったとしても、何らかの方法で入手・交換可能な環境にする必要があります。
コヨーテ クリスベクターのギアはヤフオクで現在入手可能です。
マルイ純正 次世代ギアもショップで買えます。

これがZCの13:1ギアに磁石取り付け加工していたら、かなり面倒なことになりますのでレスポンスupは魅力的でしたが見送りました。

また、逆転防止ラッチとノーマルベベルギアの噛み合いが非常に薄く、正直「なにも考えてないだろ?」レベルでした。
そこで、マルイ純正 HCギアと次世代ギアを用意し、ノイズが小さかった次世代ギアを採用としました。

次世代ギアがわずかにギアの歯が厚いです。

これでなんとかギア周りは終わりました。

久しぶりに手間取ったシム調整&ギア調整でした。



さて、次回はモーター編です。

  

2017年08月14日

コヨーテ クリスベクター KRISS VECTOR chapter16



本家イカ本舗のクリスベクターが無事(?)販売されましたね。
早速、ゲームで使ったり分解されたりカスタマイズされたりと面々楽しまれているようです。

こちらの依頼品であるコヨーテ クリスベクターもカスタマイズ後半に差し掛かりました。

今回は命中精度の肝であるチャンバーのカスタムを記事にしてみます。

オーナーさんの求める集弾性を考えたときに、チャンバーパッキンの選択は大きなポイントでした。
今回選んだのは↓

メイプルリーフのチャンバーパッキンです。
私の中では実績があるパーツです。
少しホップのかかりかたというか調整範囲がピーキーなところが難点ですが、カスタムに慣れている方にはオススメです。



インナーバレルに装着し、覗きながら油性ペンでホップゴム部の形状を確認します。



プラスチックチャンバーに装着したところです。
今回の目的である「近距離での集弾性」を実現する為には、押しゴムは必須だと思います。
しかし、コヨーテ クリスベクターにはそれが無い「直押し」ホップなのです。


そこで押しゴムを増設しました。
まず、フライス盤でホップ部の切り込みを拡大します。

このように幅5mmほどに拡大しました。



次にマルイ純正の押しゴムを2個用意して真鍮線でこのようなパーツを作りました。
2つを縦に配置することで柔軟性を出しました。


プラスチックチャンバーにはこのような配置になります。



真鍮線が収まるスリットをフライス盤で切削して。


このように収めました。
真鍮線の部分はアルミテープで塞ぎます。



軽く押して覗くとこのような感じでホップ部が降りてきています。



さて、一番の悩みどころであるホップ調整ダイヤルです。
押しゴムを増設したことで、このままでしたら鬼ホップ確実です。
ロータリー外周を丁寧に削り落としました。
クリックピンの部分にも少し食い込んでいます。

ホップの調整幅や振動時の緩み防止のために、ホップ調整パーツのシャフトにOリングの緩み止めを増設しました。


右の段が緩み止めリングです。




全体を組み上げた様子です。
これで0.2gから幅広い重量のBB弾を使うことができるハズです。


ホップ・チャンバー付近のカスタムは以上です。

次回はギア・モーター周りです。


  

2017年08月11日

コヨーテ クリスベクター chapter15



お盆シーズン突入しましたね。
九州ちほーは相変わらず暑いです。
いやホントに。
室内にいても普通に熱中症になるんじゃね?レベル。
適宜、水分補給は心掛けましょう
(ビールは逆効果という話もありますwww)
最近のマイブームは今更のソルティーライチです。

依頼品のコヨーテクリスベクター制作日記です。


まずはインナーバレルから着手
ノーマルのインナーバレルは↑こんな感じ。


それをこのように加工しました!って見て分からないですよね。
・銃口側を約2cmほど緩やかなテーパー加工
・ホップ窓を縦方向と垂直方向にフライス盤で拡大
・長かけホップがかかりやすいように窓の形を整形
・インナーバレル内部を旋盤使ってじっくり内部研磨
・最後はフッ素コーティング

という感じです。

依頼者は室内で使うことが多いとのことですので、近距離でのグルーピングがでやすいように弱ホップを想定したチューニングです。




次にシリンダー加工です。
ショートバレルであるコヨーテのクリスベクターはかなり強いスプリングを使っています。
ということは、ギアがピストルをリリースした際のピストンスピードは通常の電動ガンよりも速いということ。

そうなると、ノーマルに施してある加速用シリンダー排気口では若干心許ないと判断しています。

また、各部のエアー漏れを防ぐ意味で、チャンバー内へ流入するエアーの圧力は最初から高圧であるほうが良いので、排気口を増設しました。
後ほどAOE調節を兼ねて行うピストン重量増加加工と併せて効果が出ると思います。


コヨーテ クリスベクターをじっくり寸法取っていくと、メカボックス本体の勘合というか、各部のクリアランスが通常の電動ガンよりもタイトに作ってあることが分かります。

特にタペットプレート周りは、金型の精度の問題なのか、調整したほうがよい箇所が複数あります。
・タペットプレートが最前進した際にぶつかるチャンバー後部の箇所(これはモナカ構造のメカボックスでいうと左右両パーツともに)
・タペットプレート逃がし用にフライス盤で切削された溝(念のための研磨)

併せてタペットプレートも羽根の薄さを更に薄くして、前進量を0.3mm程度増やす加工をしています。

これによって、ノズル先端からのエアー漏れが減少するハズ。

前進量を増やす加工は、シリンダーヘッドから伸びているノズルの位置の問題もあるため、むやみやたらに伸ばすことはできません。




前回のブログで下手くそな概略図を描いたPOW樹脂のパーツです。
外周にOリング、先端部分にシリコンゴムパイプをセットしています。


さて、吸排気系は以上でパーツ加工は終了です。

残るはホップ周りとギア・モーター周り、最後にトリガー周りです。

次のブログで書いていきます!

関東ではコミケ、今日から?ですか。
Nierグッズと、まおとさんの写真集(ガルパン)が欲しいけど、遠い…
Nierは特にほしすwwww
行かれているかた、水分補給はしっかりと!  

2017年08月10日

コヨーテ クリスベクター KRISS VECTOR (ARES) chapter14



ようやく仕事おわた\(^o^)/オワタ
突発的な業務が入りまくった今週、作業のスケジュールが狂いまくりました。今夜頑張ります!

それにしてもUBRストック(だったっけ?)のクリスベクターいいなぁ。
M4ストックの基部は手に入れたので、配線通す穴などの加工やって月末あたり作ってみます。


コヨーテ クリスベクターの難点である「気密確保」ですが、私の場合はPOW樹脂でできているノズルへエアーを送る画像のパーツが一番の肝だと考えています。


汚い絵でごめんなさい。
コヨーテクリスベクターのノズル周りのカンタンな概略図を描いてみました。

赤い矢印が確認できたエアー漏れの箇所です。
かなりダダ漏れ。
だからこそシリンダー容量多めなんですね。
漏れること前提。

この漏れを抑えれば、弱いスプリングで初速稼げて、レスポンスと耐久性upが期待できるハズと考えました。


そこでPOWパーツを加工し、シリコンゴムパイプを用意して、数種類、厚さを変えて実験してみました。
緑色のペンで書いていますが、シリンダーからの圧縮空気によってシリコンゴムパイプがノズルへ押し付けられ、気密確保することが狙いです。
また、チャンバーとの隙間をOリングで埋め、気密確保しています。


詳細は過去記事参照してください。

これ以外でもタペットプレートの羽根を薄くすることでフリクションロスを抑えるなどのチューニングを施して、効率化を図っています。

今夜、依頼品の作業を行いますので後日アップします。



  

2017年08月09日

コヨーテ クリスベクター KRISS VECTOR (ARES) chapter13 コンセプト



今回はチューニングネタというよりは独り言ということで。

コヨーテのクリスベクター、最近はいろいろな方がネットに情報を上げておられます。

待望のクライタックのクリスベクターは11日に第一陣発送・販売ということで、首をろくろ首のように長くしてワクテカされている方もたくさんいると思います。

全国各地のサバゲーフィールドのあちこちでクリスベクターが見られるのももうすぐでしょう(笑)

どのようなカスタマイズクリスベクターが現れるのか、個人的に楽しみです。

さて、クライタックもコヨーテも、バレル長が150~135mmであることは間違いないと思います。

ハンドガンサイズのインナーバレルで1Jを叩き出すということは、一般的な電動ガンよりもシリンダー周りの負荷が高いということ。



となると、私個人のコヨーテクリスベクターのカスタマイズとしては、インナーバレルをクレージージェット&メイプルリーフホップチャンバー。
ホップ周りはオリジナル加工



シリンダー容量はバレル長×4くらい

タペットとノズルは0.2mm程度の前進加工
メカボックス側のクリアランス加工

モーターは現行のトルクアップ系。


そして、依頼を受けて加工しているクリスベクターは、将来的に誰かがカスタマイズしても耐えうる基本構成にしなければ…。

となると、気密性の向上と吸排気系のアップグレード

ということで予定より少し遅れていますが「基礎体力」を上げるカスタマイズを施しております。




詳細は明日・明後日あたり。


  

2017年08月06日

コヨーテ クリスベクター KRISS VECTOR (ARES) chapter12 分解方法


台風5号が九州に接近しております。
今日は山水グリーンフィールドにてゲームをしたのですが、時折の強風+ちょっぴりの雨という天気でした。
風でBB弾がサイコガン並に曲がるのを久しぶりに見ました。

ええっと、コヨーテのクリスベクター、分解編でしたね。
ボチボチやっております。
私の個体と寸法というか、各部の様子が若干違うところがありました。
(記憶違いの可能性もありますので、ご了承ください。)




メカボックスです。
この基盤、やっぱりARESですよね。
どう見ても。

さて、アウターバレルはネジロックで留めてありますが、そこまで硬いものではありません。
ネジって外します。

直角ゲージを当てるとわずかに断面が…。
しかし、それ以上にモナカ式のメカボ側のネジや、アウターの端が接触する箇所の不具合で、完全にねじ込むとアウターバレルが曲がる状態です。


今回は、まずアウターの断面を慎重にわずかに逆方向に斜めに削り、装着した際に真っ直ぐになるように加工しました。
アウターバレルにサプレッサーなどの重量物を装着した際にも、できるだけ不具合がでないようにするための処理です。
すべてのメカボックスの調整等が終わった後で、ボーリング→タップ切ってネジを入れ、回転止めを施します。


基盤です。
セレクターギアに2カ所、磁石が埋め込まれています。
ギアの下にある3つ足の素子が磁力を感知します。


ネジを外して、このギアを外します。(間違って基盤のネジを先にはずしてしまっています。)
組み立てる際には、このギアに「- -」というマークがあるのですが、これを基盤に対して平行にして組み込みます。


画像が縦で見にくくなっています。ごめんなさい。
基盤のネジを外します。
基盤の真ん中のネジには、赤い絶縁体が付いています。
組み立てるときに忘れないようにしてください。


つかんでいるコードが非常に脆いです。
取り扱いに注意してください。

ピンセットでつかんでいるのが、磁力感知素子です。
(本当はピンセットでつかむのは良くないので、先端に小さな紙テープ貼ってつかんでいます。)


フルオートがならない個体の場合、画像↑のように、この素子を少しだけ左に平行移動させるとよいですよ。
やり過ぎには注意してください。
セミオートが2バーストになります。



メカボックスのおしりにあるネジを外します。


そして、六角レンチを少し押し込みながら90度回転させ、スプリングガイドを外します。


このように外れます。
飛び出さないように注意してください。


割と短くて太いバネです。
かなり強いバネです。


自由長150mmちょいというところです。


モーターマウントのネジ2カ所を外します。
お気づきの方もおられると思いますが、今回、間違ってスプリングを装着したまま外してしまいました。
本当は、紹介している手順どおり、スプリング外したあとでモーターを外すほうがよいと思います。


ピニオンギアはD型です。
イモネジで固定されています。


真上のレールを外します。
Ver3メカボと同じ要領です。


さて、メカボのネジを外していきます。


外しました(笑)
ここで注意点があります。


このホップ部分にあるクリック保持(?)用のスプリングです。
下手にメカボックスを開けると、どこかに飛んでいってしまう可能性があります。
要注意です。


スプリングとピン合わせて12mmです。


スプリングが収まる箇所の長さは9mm。

メカボックスを頻繁に開ける方は、このスプリングを飛ばさないようにカットすることをオススメします。
スプリング1巻き切って、11mmにします。
これで、随分違うはずです。


さて、ギア周りをみていきましょう。

ノーマルのシムの寸法です。
コヨーテのクリスベクターは、ギアのクリアランスが狭く、調整幅が大きくありません。
ギアノイズ対策が難しいです。
とくにべベル周りが…。
軸受の改修を含めて、トータルで調整する必要があります。


シリンダー ノズル チャンバーまわりです。

シリンダーヘッドとチャンバーの間にある、細いスプリングをなくさないように注意しましよう。

この機体のオーナーさん曰く、給弾不良があるとのことでした。
チャンバー入口の成型が、あまりよろしくありません。
ここが原因である可能性があります。

テーパーを切って、少し口径を広げました。

ここを改修しても給弾不良が発生する個体は…



マガジンキャッチもしくは、このマガジン
アウターとインナーでいうと、インナーの切り欠きの不具合が考えられます。
インナーの切り欠きを上下拡大してみてください。



さて、チャンバーです。
このホップチャンバー、成型がダメダメです。
さっさとマルイのチャンバーゴムに交換します。


インナーバレルです。


135mmの長さで、あれだけの初速をたたき出すのですから、どれだけスプリングが強いかということが分かると思います。


ホップの切り欠きです。


さて、分解編はとりあえず、ここまで。

次回はファインチューニング編です。
(オーナーさんの希望で、耐久性重視ということですので、極端なチューニングはしません。)

まずはインナーバレルからかな。



  

2017年08月03日

コヨーテ クリスベクター KRISS VECTOR (ARES) chapter11 分解方法


Twitterでは、本家イカ本舗さんのクリスベクターの出荷について、様々なことが書かれていますね。
お盆近くまで出荷が伸びた、初回出荷数が問屋にどうのこうの…。
需要と供給、告知と対応、これまでの経緯などが何かとゴニョゴニョ。

まず、貧乏人のエジは、とても本家さんのベクターは買えません。
というか、最近では「コヨーテのクリスベクターでも十分じゃね?」と本気で思っています。
(け、決して負け惜しみじゃないんだからねっ)



エジがカスタムしたコヨーテ クリスベクター↓

飛ぶし、レスポンス良いし、当たるし。
必要十分条件を満たしているので満足です。

そんな、コヨーテのクリスベクターですが、ヤフオクを中心として流通しております。
うれしいことに内部パーツも供給されています。
訴訟問題に発展しない限り、しばらくは安心かな?
タペットプレートだけは買っておこうかな。



少し前に、Twitterでコヨーテのクリスベクターを買われた方からご連絡があり、内部のリファインを依頼されました。
この方、本当に礼節を分かられている方で、Twitterのお写真からは想像つかない(失礼!)くらい、感動的なお心配りをされる方でした。こちらが社会人として勉強になりました。
こういうのに弱いエジは、喜んでお手伝いさせていただくことに。

今回のチャプターは、コヨーテのクリスベクターを購入したはよいが、調子が悪い、もしくは、これから買ってみようかな?買ったら内部調整しなければならないけど…分解は不安だ。といった方、向けに主に「バラしかた」を書いてみました。
(バラすだけでは芸がないので、少しノウハウを加えつつ)




では早速!

 
クリスベクターをバラす前に、1つ注意点を。
アウターバレルとメカボックスの接続方法に難があるため、アウターバレルを回転(ネジ)させると、弾が飛んでいく方向が変わります。
曲がるのではなく、直進方向がズレるのです。
自分のベクターでは半ば強引に調整したのですが、若干左よりに寄る傾向があります。
アウターバレルをねじ込んでいくと、左に寄るので少し緩めて直進の位置にて固定しなければなりません。
インナーバレルが短いために、この調整は実際に弾を撃つか、写真にあるバレルに差し込むタイプの調整器具を使うことになります。

エジは、このレーザーポインターで直進位置を出しました。
 
ちょっと前に買ったので値段は覚えていない…。


 
こんな感じでレーザーが出ています。


このようにインナーバレルに差し込んで、センターを出していきます。


 
画像が横で申し訳ないです。
実際は、もっと長い距離でセンターを出しました。
ポインターが見えなかったので、感じだけでも…。

この機体はアウターバレル六分の一回転、戻しでセンターがでました。
これで一安心。
一度バラすと、このセンターだし出来ませんので。



では早速分解にかかります。


最初に、フロントサイトを外します。
 
ここの六角ネジを完全に外してください。

ネジを抜かないと外れません。





すると、フロントサイトの下にネジが隠れています。
これを外します。


トリガー関係の調節をする場合は、リアサイトも外してください。
このトップレールの下に、トリガーユニットのネジが隠れています。


バッテリーを入れるフタのピンを抜き取ります。
一方からしか抜けません。
こちら側から押し込んで抜くことになります。


このピンもメカボックスを貫通しているピンですので抜き取ります。


フロントサイトの下に隠れていたネジを抜きます。

トップレールが、このようにズレます。


リアサイト下のネジです。
トリガーユニット固定ネジです。


メカボを外すためには、このネジも外します。


反対側のこのネジも外します。


バッテリー収納スペースの様子です。
赤いコネクターが見えます。
この配線が細くて、断線しやすいので、ここから先の作業は、ゆっくりやってください。


ネジを外したら、ゆっくりアンダーフレームを「少しだけ」下に外します。


コッキングレバーが、この時点で外れます。
バネが、このようにセットされていますので、飛ばして紛失しないように注意してください。


バレルの上にあるフタを、前方に外します。
少し開いた隙間に、細いドライバーなどをいれて、前方に引き出します。


このような感じです。


完全に外れました。Gen2ですので、ライトマウント用の穴はないとのこと。


裏返して、アンダーフレームを外します。
基盤が見えますよね。
このあたりの配線が細いので、切らないように十分注意してください。


この配線が切れやすいです。
特に組み込む時が要注意です。


トリガー系のコネクターを外します。


少し配線をたぐり寄せて、ゆとりを持たせるとよいです。




メカボックスを外すための最後のネジです。
マイナスドライバーで両面から緩めてください。
このネジを外すと、ピストンガイドレールに穴が直結しています。
グリスを注入するときは重宝しそうです。


裏側のネジです。


モーターマウント&バッテリー収納スペースのフタのネジを抜きます。


裏返して、ゆっくりとメカボックスを少し抜き取ります。




配線が抜きにくいときは、無理してメカボックスを引き抜かないでください。
まず、ペンチでモーターに刺さっているケーブルを引き抜きます。



ケーブルガイドからモーターにつながっていたケーブルをゆっくり抜きます。


バッテリーとつなぐケーブルもガイドから外します。

そして、トリガー系のケーブルを慎重に…。


ガイドから外します。
この時点でメカボックスを留めているネジを外すほうが安全かもしれません。


ようやく外れました。


今回はトリガーユニットを外します。メカボだけの調整時は、ここからの作業は不要です。
セレクターのネジを外します。しかし、注意してくださいね。



セレクターの裏にクリック用のピンとスプリングがあります。
紛失しやすいです。


セレクターを外すと、このプレートが外れます。
アンビタイプなので反対側も同様の作業が必要です。


こちらも…。


なくさないように。


トリガーユニットの2本のネジはセルフタップネジです。


そして、こちら側のセレクターのネジを「この位置」で外して…。




こんな感じ。



反対側から抜きます。
組み付けるときは、決められた角度があるのでご注意を


トリガーを後ろから押して


抜き取ります。



こんな感じ


マイクロスイッチが見えます。


トリガーを引くと、このように押されて通電します。


オフはこんな感じ。


さて、メカボックスが抜けました。






少しはお役に立てましたか?
こんなに真面目にブログ書いたの、初めてかも…。

次回は、メカボックスの分解と簡単なカスタマイズを書く予定です。