2017年07月10日
KRISS VECTOR (ARES) chapter3
本家イカ本舗さんのクリスベクター、8月に発売が延びたらしく、期待されていた方々の阿鼻叫喚がTwitter上で聞こえてきます。
簡単にスプリング交換できる仕様だったのが原因っぽいのですが、企業としての対応に賛否両論あるようです。
いろいろと難しいですね(^^;)
さて、難しいのは自分のARESベクターも同じ(?)で、各部をチェックすればするほどダメ出し箇所が出てきました。
最初はアウターバレルです(-.-)y-~~
モナカ式のメカボにねじ込みでアウターバレルがロックタイトべっとりで固定されています。
正直、剛性あるかないかといえば皆無の状態。
アウターバレルをねじ込めば横に歪む。
インナーバレルで精度出しているといっても過言ではない初期状態(笑)
いろいろと治具作って、センター出して左右からネジ穴掘って固定。
センターきっちり出ているかというとあんまり自信無いけど、何もしないよりははるかにマシ!
最終的には六角ネジを使って固定します。
次にメカボ。
片側だけ、フライスで追加工された跡を発見。
ツールマークきっちり残っていました。
このまま使っていればタペットが削れる可能性があったので、研磨しました。
ついでにピストンレールも少し研磨。
タペットが途中で段付きになっているための構造なのですが、逆にタペットをこの構造にしなければならなかったという根拠が気になりました。
特殊なタペット+ノズル構造故のものと推測していますが、それだけ厄介なのかな…((((;´・ω・`)))
もう少しメカボ自体に追加工する箇所があるので、全部終わってから切り粉などは洗浄します。
そして、ここからカスタマイズ編。
ギアをZC製の13:1にしてみます。
フルストロークでもいけそうなくらい強めのスプリングなので、レスポンス重視ということでハイスピードギアに。
ARES特有のネオジム磁石も埋め込みました。
プリコック仕様には敢えてしていません。
さて、次回はいよいよ本丸のシリンダーヘッド周りの改修編!
SHSのノズル用Oリングを買ってきたので、気密取りを中心にアレコレ考えながらやっていきたいと思います。